AIイラスト作成のコツは?失敗を減らして理想の画像に近づけるポイント

パソコンでAIイラストを生成しながらプロンプトを一つずつ調整している人物と猫 AI活用

※本記事はプロモーションを含みます

AIイラスト作成のコツは、主役・背景・構図・光・画風などを7項目に分け、一度に全部変えず少しずつ調整することです。

2026年は画像生成AIの性能が上がる一方、EUや中国ではAI生成コンテンツの透明性・表示に関するルールも具体化しています。この記事では、失敗を減らす7つのコツから公開前の確認、2026年8月28日時点で押さえておきたい制度まで、実践しやすい順番で整理します。

  1. AIイラスト作成のコツ7選とは?最初に押さえたい基本
    1. コツ1:被写体を具体的にする
    2. コツ2:状態・動作を伝える
    3. コツ3:背景を「場所・時間・光」に分ける
    4. コツ4:構図を用途から逆算する
    5. コツ5:光と色で雰囲気を整える
    6. コツ6:画風を明確にする
    7. コツ7:不要な要素を指定し、1項目ずつ修正する
  2. AIイラストのプロンプトはどう作る?失敗例から改善する方法
    1. 失敗したプロンプトは「全部書き直す」必要がない
    2. 条件を増やしても改善しないときは削ってみる
    3. ネガティブプロンプトはサービスによって使い方が違う
  3. 人物・風景・物体のAIイラストは何を変えて指示する?
    1. 人物は「特徴+表情+動作+環境」
    2. 風景は「場所+時間帯+目印」
    3. 商品や小物は「素材+形+背景」
  4. AIイラストは一発完成を狙わないほうがいい?
    1. 公開前は拡大して確認する
  5. 2026年のAIイラストは著作権・透明性で何に注意する?
    1. EUではAI Act第50条の透明性義務が2026年8月2日から適用
    2. 中国では2025年9月からAI生成コンテンツの表示制度が施行
    3. 日本では文化庁の「AIと著作権に関する考え方」を確認
    4. 他人の写真や機密情報を安易にアップロードしない
  6. AIイラスト作成のコツから考える2026年の使い方
    1. 日本語か英語かより「何を伝えるか」を優先する
    2. 何度直しても合わないならツールを変える
  7. まとめ
  8. よくある質問
    1. AIイラストのプロンプトは長いほど良いですか?
    2. AIイラストが思い通りにならないときはどう直せばいいですか?
    3. AIイラストをブログや仕事で使っても大丈夫ですか?

AIイラスト作成のコツ7選とは?最初に押さえたい基本

AIイラストを思い通りの一枚へ近づけるには、頭の中にある完成像をそのまま伝えようとせず、画像として見える要素へ分解することが大切です。

AIへ画像生成を指示する文章は一般に「プロンプト」と呼ばれます。ただ長い文章を書けばよいわけではなく、何を描きたいのかを整理して伝えることがポイントになります。

まず、この記事で扱う7つのコツを先に確認しておきましょう。

  • コツ1:被写体を具体的にする
  • コツ2:状態・動作を伝える
  • コツ3:背景を「場所・時間・光」に分ける
  • コツ4:構図を用途から逆算する
  • コツ5:光と色で雰囲気を整える
  • コツ6:画風を明確にする
  • コツ7:不要な要素を指定し、1項目ずつ修正する

この7項目は、特定の画像生成AIだけに使える特殊なテクニックではありません。

ツールや生成モデルが変わっても、「何を見せたいのか」「どこを直したいのか」を整理する考え方として応用しやすいのが特徴です。

コツ1:被写体を具体的にする

最初に決めたいのは、画像の主役です。

「猫」「女性」「ノートパソコン」のように対象だけを指定することもできますが、必要に応じて特徴を一つか二つ加えると、生成方向を絞りやすくなります。

人物なら、

「笑顔の女性、ショートヘア、白いブラウス」

猫なら、

「白い長毛の猫、青い目」

といった形です。

ここで重要なのは、必要以上に設定を盛り込まないことです。

髪型や服装が重要でない画像なら無理に指定する必要はありません。目的に関係する特徴から優先して決めていきましょう。

コツ2:状態・動作を伝える

同じ被写体でも、何をしているかによって画像の印象は大きく変わります。

たとえば「ノートパソコンの前にいる人物」より、

「ノートパソコンを見ながらメモを取っている人物」

としたほうが場面をイメージしやすくなります。

猫なら「座っている」「眠っている」「窓の外を眺めている」など、画像の中で起きていることを動詞で考えると整理しやすいですよ。

コツ3:背景を「場所・時間・光」に分ける

「きれいな海」「おしゃれな部屋」のような表現だけでは、AIが解釈できる幅がかなり広くなります。

そこで背景は、場所だけでなく時間帯や光も組み合わせます。

たとえば、

「夕暮れの静かな海岸、オレンジ色の空、柔らかな夕日、穏やかな波」

という形です。

「おしゃれな部屋」であれば、

「白と淡いベージュを基調にした小さな部屋、木製デスク、丸い照明、柔らかな朝の自然光」

のように、目に見える条件へ置き換えます。

「落ち着いた」「かわいい」「幻想的」といった抽象的な言葉を使ってはいけないわけではありません。

抽象的な雰囲気と、具体的な色・物・光を組み合わせると、狙う方向を伝えやすくなります。

コツ4:構図を用途から逆算する

AIイラストを実際の仕事やブログで使うなら、私が特に大切だと感じるのが構図です。

きれいな人物が生成できても、ブログのタイトル文字を載せる場所がなければ、トリミングや再生成が必要になることがあります。

ブログのアイキャッチなら、

「横長構図、人物を右側、左側に広い余白」

と指定しておくと、左側へタイトルを配置しやすくなります。

記事中の挿絵なら、情報量を抑えたシンプルな構図にする方法があります。

SNS投稿では正方形が扱いやすい場合があり、YouTubeサムネイルや一般的なブログのアイキャッチでは横長が必要になるケースがあります。

つまり、画像生成を始める前に考えたいのは「何を描くか」だけではありません。

その画像をどこで使うのかまで先に決めることが、作り直しを減らすポイントです。

コツ5:光と色で雰囲気を整える

同じ人物、同じ部屋でも、光を変えるだけで印象はかなり変わります。

「柔らかな自然光」「夕方の暖かな光」「白を基調とした明るい色」「落ち着いたアースカラー」など、光と色を意識してみましょう。

ただし、「朝の青白い光」「強い夕焼け」「暗い夜景」「真っ白なスタジオ照明」のように方向の違う条件を一度に盛り込みすぎると、意図が分かりにくくなります。

まず一つの方向を決めてから調整するほうが扱いやすいでしょう。

コツ6:画風を明確にする

同じ題材でも、水彩画風、アニメ風、3D風、フラットなイラスト風、写真のような表現など、画風によって完成画像は大きく変わります。

たとえば、

「白い背景に置かれた赤いバラ、水彩画風、正面から見た構図」

とすれば、「赤いバラ」だけを指定するより完成像が明確になります。

ここでも大切なのは、複数の画風をむやみに混ぜないことです。

まず一つの画風を選び、生成結果を見てから質感や色合いを追加する方法のほうが、どの指示が効いたのか確認しやすくなります。

コツ7:不要な要素を指定し、1項目ずつ修正する

AIイラストでは、「何を描いてほしいか」だけでなく、何を入れてほしくないかも重要になります。

たとえば、

「文字なし、ロゴなし、透かしなし」

「人物を増やさない」

「背景に看板を入れない」

といった指定です。

そして生成後に問題が見つかったら、一度に全部書き換えないことが大切です。

人物の位置がおかしければ構図だけ、背景が暗ければ明るさだけ、不要な文字が出たら文字だけを修正します。

料理でも、味を確認せず調味料を一気に増やすと、何が原因で味が変わったのか分からなくなります。

AIイラストも同じで、小さく変えて結果を見ることが、失敗原因を見つける近道になります。

※画像はAIによるイメージ


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AIイラストのプロンプトはどう作る?失敗例から改善する方法

プロンプトは、主役→動作→背景→構図→光・色→画風→不要なものという順番で考えると整理しやすくなります。

必ずこの順番にする必要はありませんが、自分自身が「今回の画像で一番見せたいものは何か」を見失いにくくなります。

たとえばブログ用のイラストを作る場合、最初から大量の条件を書くのではなく、

「ノートパソコンで作業する人物、明るい部屋、フラットなイラスト風」

くらいから始めても構いません。

生成してみて人物が中央に来すぎた場合は、

「人物を右側、左側に広い余白」

だけを加えます。

さらに背景へ意味不明な文字が生成された場合は、

「文字なし、ロゴなし」

を加えます。

こうすると、どの修正によって画像が変わったのか追いやすくなります。

失敗したプロンプトは「全部書き直す」必要がない

たとえば、次のようなプロンプトを考えてみます。

修正前

「明るい部屋でノートパソコンを使う人物、猫、おしゃれな雰囲気、フラットイラスト」

この状態で人物が中央へ大きく配置され、ブログタイトルを入れる余白が足りなかったとします。

そこで次は、他の条件をほぼ変えず、

修正後

「明るい部屋でノートパソコンを使う人物、猫、おしゃれな雰囲気、フラットイラスト、人物を右側、左側に広い余白」

とします。

ここで比較しているのは、ほぼ「構図」という1項目だけです。

さらに文字のような模様が出た場合は、その次に「文字なし」を追加します。

この方法なら、「画風を変えたから良くなったのか」「構図指定が効いたのか」と迷いにくくなります。

私自身、ブログ向けのAI画像を扱うときは、最初から「人物を右側」「左側に余白」「文字なし」と用途を含めて考えるようにしています。

生成後にタイトルを載せる段階で構図を直すより、使用場面をプロンプトへ含めておくほうが後工程の負担を減らしやすいと感じています。

条件を増やしても改善しないときは削ってみる

AIイラストがうまくいかないと、つい指示を追加したくなります。

しかし10個の条件を入れて不安定になった場合は、逆に主役、背景、構図、画風など重要な4〜5項目まで戻す方法もあります。

そこで画像の方向が整ったら、必要な条件を一つずつ戻します。

文章の推敲でも、説明を増やすより一文削ったほうが意味が伝わることがあります。

AIイラストのプロンプトも、追加する技術と削る技術の両方を持っておくと扱いやすくなります。

ネガティブプロンプトはサービスによって使い方が違う

「画像に含めてほしくないもの」を指定する方法は、一般にネガティブプロンプトと呼ばれます。

文字、ロゴ、余分な人物、透かしのようなものなど、生成結果で実際に困った要素を対象にすると分かりやすいでしょう。

ただし、ネガティブプロンプト専用欄があるサービスもあれば、通常の文章として「文字を含めない」と指示するサービスもあります。

括弧や特殊な記号による強調についても、すべての画像生成サービスで同じ意味になるわけではありません。

ネットで見つけた長いテンプレートをそのまま貼り付けるより、自分が利用しているサービスの仕様に合わせることが重要です。


人物・風景・物体のAIイラストは何を変えて指示する?

人物、風景、商品や小物では、重点を置く情報が少し異なります。

7つの基本をすべて機械的に詰め込むより、画像の種類に合わせて必要な項目を強めるほうが自然です。

人物は「特徴+表情+動作+環境」

人物では、髪型や服装だけでなく、表情と動作を組み合わせます。

たとえば、

「笑顔の人物、ショートヘア、白いブラウス、ノートパソコンを操作している、明るい自然光」

という形です。

「悲しそうな人物」とするだけでなく、雨の窓辺や暗めの室内など場面も合わせると、画像全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

人物だけを作るのではなく、その人がどのような状況にいるのかまで設計するイメージです。

風景は「場所+時間帯+目印」

風景では、場所だけでなく時間帯と視線の目印になる物体を加えると具体的になります。

「田園風景」より、

「黄金色の麦畑、夕方、古い納屋、遠くに風車」

のほうが画面を構成する材料が増えます。

夕日、山、建物、一本の木など、目印を一つ決めるだけでも、何を見せたい画像なのか整理しやすくなります。

商品や小物は「素材+形+背景」

物体では、素材や形状が重要になります。

たとえば、

「古い銀色の懐中時計、透明な部分から歯車が見える、暗い星空の背景」

とすれば、単に「懐中時計」と指定するより特徴が明確です。

一方、実在の商品を正確に紹介する用途では注意が必要です。

AIが生成した画像は、実物の商品形状、ロゴ、端子、ボタン、サイズ感などを正確に再現しているとは限りません。

物販やレビュー記事で商品そのものを紹介する場合は、AI生成画像を実物写真の代わりとして誤認させない配慮も必要だと私は考えています。


AIイラストは一発完成を狙わないほうがいい?

AIイラストは、最初に出てきた画像を完成品ではなく試作品として見ると調整しやすくなります。

「人物は良いけれど背景が暗い」「色は好きだけれど猫が小さい」のように、良い部分と修正したい部分を分けて確認しましょう。

基本の流れはシンプルです。

作る→見る→一つ直す→もう一度作る

この繰り返しです。

最初から完璧なプロンプトを書こうとすると、一つの画像を作るだけでも疲れてしまいます。

特に仕事やブログで継続的にAI画像を使うなら、一発の完成度を競うより、修正しやすい作り方を持っていることのほうが実務では大切です。

公開前は拡大して確認する

AI生成画像は、一覧画面やスマートフォンの小さな表示では自然に見えても、拡大すると違和感が見つかることがあります。

公開前には、少なくとも次の部分を確認しておくと安心です。

  • 人物の手や指
  • 背景に生成された意味不明な文字
  • 小物の形状
  • 左右のつながり
  • 不自然なロゴや記号
  • 意図していない人物や物体
  • タイトル文字を載せる余白
  • 実物と誤解されそうな表現

特にブログのアイキャッチでは、画像単体では良く見えても、タイトルを重ねた瞬間に人物の顔と文字がぶつかることがあります。

そこで私は、画像生成から公開までを別々の作業として考えず、「掲載した状態で使いやすいか」までを完成条件に含めるようにしています。

※画像はAIによるイメージ


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2026年のAIイラストは著作権・透明性で何に注意する?

ここからは、画像を「作る技術」ではなく、作った画像を公開・利用するときの注意点です。

2026年8月28日時点では、EUだけでなく中国でもAI生成コンテンツの表示・識別に関する制度がすでに動いています。一方、日本では著作権との関係について文化庁が考え方やガイダンスを示しています。

地域によって対象となる事業者や利用者、求められる対応は異なるため、「AI画像なら世界中で同じ表示義務がある」と考えないことが重要です。

EUではAI Act第50条の透明性義務が2026年8月2日から適用

EUでは、AI Act第50条に基づく一定の透明性義務が2026年8月2日から適用されています。

欧州委員会は2026年7月20日、第50条に関するガイドラインを公表し、対象となるAIシステムの提供者や導入・利用主体に向けて、透明性義務の範囲を整理しています。デジタル戦略

一定のAI生成・加工コンテンツについては、機械で検出できる形式のマーキングなどが提供者側に求められます。また、ディープフェイクなど一部のコンテンツでは、公開する側に情報開示が関係する場合があります。デジタル戦略

ただし、これは一般の個人がAIイラストを一枚生成しただけで、一律に同じ義務を負うという意味ではありません。

誰が、どのサービスを、どの地域へ、どのような目的で提供・公開するのかによって扱いが異なります。

中国では2025年9月からAI生成コンテンツの表示制度が施行

2026年の記事として特に押さえておきたいのが、中国で2025年9月1日に施行された「人工智能生成合成内容标识办法」です。

国家インターネット情報弁公室など4部門が2025年3月に公表した制度で、AIによって生成・合成された文章、画像、音声、動画、仮想場面などの識別を扱っています。中央財政预算管理信息公示网站+1

制度ではAI生成・合成コンテンツの識別を、大きく「显式标识(目に見える表示)」と「隐式标识(ファイルデータなどに含まれる機械的な表示)」に分けています。

対象となるサービス提供者については、画像の適切な位置へ目立つ表示を付けることや、ファイルのメタデータへAI生成・合成コンテンツであることなどを示す情報を持たせる仕組みが規定されています。公開する利用者についても、対象となる場面ではAI生成・合成コンテンツであることを申告し、サービス側が提供する表示機能を使うことが定められています。中央財政预算管理信息公示网站

さらに同じ2025年9月1日には、強制性国家標準「GB 45438-2025 网络安全技术 人工智能生成合成内容标识方法」も施行されました。

中国の国家標準情報では、GB 45438-2025は2025年2月28日公布、同年9月1日施行で、現在有効な強制性国家標準として掲載されています。国家标准化管理委员会

中国当局は、この国家標準が「人工智能生成合成内容标识办法」と組み合わされ、文字・画像・音声・動画などへの表示方法や、メタデータを利用した識別方法を具体化するものだと説明しています。中央財政预算管理信息公示网站+1

なお、中国ではそれ以前から「生成式人工智能服务管理暂行办法」が2023年8月15日に施行されています。

2026年8月時点でAI生成画像の「表示・透明性」を考える場合は、2023年の暫定的な生成AIサービス管理制度だけでなく、2025年施行の表示方法とGB 45438-2025まで合わせて確認することが重要です。

日本では文化庁の「AIと著作権に関する考え方」を確認

日本では、文化審議会 著作権分科会 法制度小委員会が2024年3月15日に「AIと著作権に関する考え方について」を取りまとめています。文化庁

文化庁は、生成AIと著作権について判例・裁判例の蓄積が十分ではない状況を踏まえ、現行著作権法との関係について考え方を整理しています。

さらに2024年7月31日には「AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス」が公表され、AI開発者などがリスクを減らすための取り組みや、権利者が権利を保全・行使する際の考え方が紹介されています。文化庁

AI生成物については、「AIを使ったから必ず著作権が認められる」「AIで生成したものには一切著作権がない」と単純に決められるものではありません。

人がどの程度創作へ関与したのか、既存著作物との関係がどうなっているのかなど、具体的な事情によって判断が必要になる場合があります。

業務利用などで個別具体的な著作権判断が必要な場合は、弁護士など専門家への確認をおすすめします。

また、経済産業省では2026年3月31日に「AI事業者ガイドライン第1.2版」が取りまとめられています。経済産業省の掲載ページでは第1.2版が最新版として案内されています。経済産業省+1

仕事でAI画像を継続的に利用するなら、画像生成サービスの利用規約だけでなく、こうした公的なガイドラインにも目を通しておくと判断材料を増やせます。

他人の写真や機密情報を安易にアップロードしない

法律とは別に、すぐ実践できるリスク管理もあります。

他人の顔写真、仕事上の機密資料、住所や個人情報が写った画像などを、利用条件を確認しないまま画像生成サービスへアップロードすることは避けたほうが安全です。

画像生成サービスによって、

  • 入力した画像や文章の保存方法
  • モデル改善や学習への利用条件
  • 商用利用の可否
  • 生成物に関する権利
  • 年齢制限
  • 禁止される用途
  • AI生成物への表示やメタデータの扱い

などが異なります。

ブログ、広告、商品販売ページ、クライアント案件などへ利用する場合は、「画像が生成できたから使える」と判断せず、利用目的とサービス規約をセットで確認することが大切です。


AIイラスト作成のコツから考える2026年の使い方

AIイラストについて調べていると、「このプロンプトをコピーすればうまくいく」というテンプレートを見かけることがあります。

便利な例文は参考になりますが、筆者としては、万能な一文を探し続けるより、自分の画像を見て、どこを直せばよいのか判断できる力を身につけるほうが長く役立つと考えています。

画像生成AIは更新され続けています。

今後、自然な日本語だけで構図や細かな編集を指示できるサービスがさらに増えたり、画像の一部分だけを会話形式で直したりする使い方が一般的になれば、長いプロンプトそのものの重要度が変わる可能性もあります。

これは将来についての推測ですが、だからこそ覚えておきたいのは特定の記号ではなく、

「何を主役にするか」

「何をしている場面か」

「背景はどこか」

「どの位置へ配置するか」

「光と色はどうするか」

「どんな画風にするか」

「何を入れたくないか」

という7つの考え方です。

ツールが変わっても、自分の頭の中にあるイメージを分解する力は残ります。

日本語か英語かより「何を伝えるか」を優先する

以前は画像生成AIについて、「英語でプロンプトを書いたほうがよい」という解説も多く見られました。

現在は日本語で自然に指示できる画像生成サービスもあり、最初から慣れない英語へ変換することだけに時間を使う必要はありません。

まず日本語で、

「主役は何か」

「どこにいるか」

「どう配置したいか」

「どんな光か」

を整理してみましょう。

日本語と英語で結果に違いが出るサービスなら、その段階で比較しても遅くありません。

言語を変えることより、指示そのものが曖昧になっていないかを確認するほうが先だと私は考えています。

何度直しても合わないならツールを変える

プロンプトを何度書き直しても満足できない場合、自分の指示だけが原因とは限りません。

画像生成AIには、人物表現、イラスト、写真風、編集、文字を含むデザインなど、それぞれ得意・不得意があります。

同じところを何度も修正して作業時間だけが増えているなら、さらに長いプロンプトを書くのではなく、別のモデルやサービスを試すことも選択肢です。

「一つのツールを何とか使いこなさなければ」と考える必要はありません。

無理のない働き方という視点でも、良い画像を作ることと同じくらい、画像作成に時間を使いすぎないことは大切です。


まとめ

AIイラスト作成のコツは、長いプロンプトや特殊な記号を暗記することではありません。

被写体・動作・背景・構図・光と色・画風・不要な要素という7項目に分け、生成結果を見ながら少しずつ直すことが基本です。

特に仕事やブログで使う場合は、生成前に用途を決めてください。

アイキャッチなら「人物を右側、左側に余白」のように掲載後の状態まで考えておくことで、完成後のトリミングや再生成を減らしやすくなります。

思い通りにならないときも、一度にすべてを変更する必要はありません。

構図だけ、明るさだけ、不要な文字だけというように、一つずつ原因を切り分けると改善点を判断しやすくなります。

そして2026年は、画像の作り方だけでなく公開方法にも注意が必要です。

EUではAI Act第50条の透明性義務が2026年8月2日から適用され、中国では2025年9月1日から「人工智能生成合成内容标识办法」と強制性国家標準GB 45438-2025が施行されています。日本でも文化庁のAIと著作権に関する資料や、経済産業省のAI事業者ガイドライン第1.2版などを確認できます。経済産業省+4デジタル戦略+4中央財政预算管理信息公示网站+4

国やサービスによって対象や条件は異なるため、「AI画像だから全部同じ」と考えず、利用地域・利用目的・サービス規約を確認する姿勢が大切です。

私はAIイラストを、最初の一回で正解を当てる作業ではないと考えています。

小さく作り、小さく直し、実際に使う場所まで考えて仕上げる。

この流れを習慣にすれば、プロンプトを必要以上に複雑にせず、修正に追われる時間も抑えながら、自分が必要とする一枚へ近づいていけるでしょう。


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よくある質問

AIイラストのプロンプトは長いほど良いですか?

長ければ良いとは限りません。

情報が少なすぎると曖昧になりますが、条件を増やしすぎても指示同士がぶつかり、どの条件が結果へ影響したのか分かりにくくなる場合があります。

まず被写体、背景、構図、画風など重要な条件から始め、必要なものだけ一つずつ追加してみましょう。

AIイラストが思い通りにならないときはどう直せばいいですか?

一度にすべてを書き換えず、最も気になる部分を一つ選んで修正する方法が分かりやすいです。

たとえば人物の位置だけを変更し、それで改善したら次に背景の明るさを調整するというように進めます。

条件を増やして不安定になった場合は、逆に不要な指示を削って基本へ戻す方法もあります。

AIイラストをブログや仕事で使っても大丈夫ですか?

利用できる範囲は、使用する画像生成サービスの規約、生成内容、利用地域、利用目的などによって異なります。

商用利用条件、入力画像の扱い、既存著作物との類似、人物の肖像や個人情報、AI生成物の表示ルールなどを確認してください。

2026年8月28日時点ではEUや中国などでAI生成コンテンツの透明性・表示に関する制度も動いているため、海外向けサービスや事業利用では対象地域の最新ルールにも注意が必要です。個別具体的な著作権などの法的判断が必要な場合は、弁護士など専門家への確認をおすすめします。

佐伯みのり

ワークスタイル提案ライター

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